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2018年度

「地方創生賞(ヒト部門)」

ヒトUDON HOUSEを立ち上げた地域の人々
香川県三豊市

概要

⾹川では、他県に⽐べて約7倍のうどんを⾷べることを知っていますか?年間平均で約188⽟。どんなに無⼝な⼈でも、「どこのうどん屋さんが好きですか?」と聞くとまるでスイッチを押したかのように話し始め、⼤晦⽇にはお蕎⻨の代わりに「年越しうどん」を⾷べる。そんなうどん⽂化が根付いているここ⾹川県三豊市には、良いものを「つくる」⼈はいるが、それを「売る」⼈がいない。これが、2年前に三豊市職員が嘆いた、地域の課題でした。UDON HOUSEはそんな三豊市に2018年10⽉27⽇にオープンした、讃岐うどんの歴史と⽂化を学べる体験型の宿泊施設です。私が初めて三豊に訪れた2年前。この地域には宿泊施設がほとんどありませんでした。しかし、朝しか開いていないうどん屋があったり、地元の製麺機メーカーが実施する研修⽣徒が毎⽉毎⽉、隣町に1週間宿泊したりと、宿泊需要を取りこぼしていました。ならば、とディズニーにミッキーのホテル、⼭に⼭⼩屋を倣って、うどん県にうどんに特化した宿を作ろう!と⾔って誕⽣したのがUDON HOUSE。ミッキーの部屋に泊まればディズニーランドに必ず⾏くように、UDON HOUSEに泊まるお客様は皆、うどんを打ってこの地域のうどん⽂化を学びます。また、好きな所を巡って⾷べて帰るだけの旅⾏ではなく、もっとこの地域の⼈々の⽣活に寄り添うことができないか?と試⾏錯誤し、<うどんクラス&農園ツアー>では、粉から作ったうどんの⽣地を寝かせている間に農園にお邪魔し、⽣産者の話を聞いたり、農作業をしながらこの地の産業や暮らしに触れます。UDON HOUSEのメインターゲットは海外旅⾏客ですが、地元向けにも積極的にイベントを実施。うどん県では全員うどんが打てる!これも⼀つの資源になるのでは、と⽉1で開催する地元向けのうどん打ち体験には毎⽉来て下さる親⼦もいます。Creative Kitchen LABでは、ゲストと⼀緒にうどんの可能性について考えます。これまでに地元素材×職⼈×うどん、コーヒー×うどんを⾏いました。その他、地域の経営者たちと未来を語るUDON HOUSE会には、毎回15名ほどの社⻑達が出席率100%で参加します。UDON HOUSEは観光客向け体験型宿泊施設ですが、地域にとって少しずつかけがえのない存在に。まだ始まったばかりですが、私たちの挑戦は続きます!!

PRポイント

〜UDON HOUSEを⽀える地域の⼈々〜【スタッフ】代表の⾼校同級⽣で、東京から⾶び込んできたAino。抜群のコミュニケーション能⼒で地域に溶け込む。独⾃の発想で讃岐うどんを広めようと、クリスマスうどん・年明け紅⽩うどんなどに取り組む。(株)さぬき麺機の海外販売営業担当、Andy。⾃社で実施するうどん店開業研修は、これまでに世界38カ国4万⼈の⽣徒を輩出。ノウハウを活かしてUDON HOUSEのカリキュラム構築とスタッフの育成に⼤きく貢献。讃岐⼈よりも讃岐に精通している韓国⼈の崔&朴。持ち前のおもてなし⼒とプロ意識、語学⼒で⽴ち上げスタッフとして牽引。夫婦の会話は家に帰ってもUDON HOUSEのことだとか。うどん始まりの地とも⾔える中国は⻄安出⾝のChie。笑顔ときめ細かな気配りで場を盛り上げる。讃岐うどんの美味しさの秘訣とも⾔える出汁を⽣み出す「いりこ」の島、伊吹島出⾝のTomoko。料理が⼤好きで美味しい天ぷらを揚げる。お隣さんで、お⺟さんみたいな存在のEiko。UDON HOUSEのお陰で⾃分らしさを取り戻せたと⽬を輝かせ、太陽みたいな存在。求⼈募集に⼀番乗りで反応してくれたMasumi。四⼈の⼦育てをしながら、UDON HOUSEの運営を⽀えるスペシャルウーマン。お⼟産コーナー担当のHiroko。UDON HOUSEと地域の⼈々を繋いでくれた⼀番の功績者と⾔っても過⾔ではない。海外への発信をサポートするMike.地元の学校で英語を教える傍、地元アメリカをはじめ英語圏との架け橋となる。【農園ツアー】野菜ソムリエの岸上さん・アスパラ農家の⼗⿃さん・レタス農家の岡上さん・森岡さん。皆、私たちの新たな取り組みに共感し、少⼈数での収穫や農業体験に毎回協⼒してくれる。【近所の皆様】リノベーション⼯事をしていた時から、「この本⼭駅前がまた栄えてくれたら」と毎⽇軒先の掃除を⽋かさないお向かいさん。「うどん屋ではない、ただの宿でもない。」だったら⼒を貸そうと、陰で指導し続けてくれる地元の⼈気うどん店SHIRAKAWAの⼤将。その他、今では私たちが知らないところで地域の⽅々がUDON HOUSEを説明してくださる姿も珍しくなくなりました。今⽇のUDON HOUSEは、こんな地域の⼈々に⽀えられています。