地域商社協議会

ふるさと名品オブ・ザ・イヤー実行委員会
内閣官房 まち・ひと・しごと創生本部事務局
農林水産省 経済産業省

第7回地域商社協議会 
2017年8月31日実施

協議会の様子(記録動画)

協議会でのプレゼン・討論の様子(式次第)

ご挨拶 帯広市 市長 米沢則寿 様
「地方創生のドーナツ化現象」。十勝19市町村と共に地域政策「フードバレーとかち」に取り組む中で、中心となるべきプレイヤーがいないことをこのように言及された帯広市長。地方創生の真の課題である”主体性”を作るため、地域の火の玉人材に刺激を与え事業創発を促す十勝イノベーションプログラムを実施し、3年目となる。このプログラムから生まれたDMOのご紹介を頂きました。

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ご挨拶 内閣府まち・ひと・しごと創生本部事務局 参事官 佐合達矢様
地域には良いものがあるというのは昔から言われていること。言わばどこにでもある良いものを他の地域と差別化していくため、単なるモノではなく体験やサービスを絡めたコトを丁寧に説明していくことが重要であると同時に、そんなドーナツの真ん中に立つ人がこの会から生まれてほしい、とお話を頂きました。

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基調講演①『Post爆買い時代の中国市場開拓』 原田 劉 静織 様
観光市場を日本から中国、アジア、世界へと広げて見たときに、今何が起きているか?地域はこれから何をしていくべきか?なぜ今「インバウンド」に対応しなければならないのか。whyを自問自答すること、そして、戦術ではなく戦略を立てることがもっとも重要とお話をいただきました。

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基調講演②『ITを活用した、観光連携型の海外販路開拓について』 渡辺 大介 様
中華圏向けに地域の産品や観光のプロモーション支援、情報発信を専門としているクロスシーの渡辺さんからは、今、中国でも大人気の中国版Twitterを活用した生放送アプリを紹介頂きました。snow peakが手がける十勝ポロシリキャンプサイトからの生ライブを会場から繋ぎ、同時視聴数10万以上という数字に会場の皆様も興味津々でした。

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パネルディスカション 『北海道の魅力を生かした観光連動型の、海外市場開拓について』
日本版DMOとして、アウトドア観光による地方創生の実現を目指す「ディスティネーション十勝」立ち上げの背景として、帯広市長が言う「ドーナツ化現象」打破のための「革新者プログラム」の内容とその狙いについて、事務局を行っている野村総研の斎藤氏より話がされた後、十勝エリアや北海道の世界的な可能性についてが語られました。

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事例発表
道内で活躍する事業者の海外展開等に関する事例を発表していただきました。参加者は改めて北海道のポテンシャルの高さを実感するとともに、大いに刺激を受けたようです。事業者のみなさまの熱い想いをたっぷりと聴かせていただきました。

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少⼈数セッション
4つのグループに分かれて展開されました。
1)斎藤G:差別化について。ストーリー創りの裏側やその悩みについて、様々な課題がある。
2)後藤G:地域商社の役割。民間同士や地域間の繋がりが大事で、大手とは組み方が色々あるので、勝負してもしょうがない。
3)原田G:ローカル情報をどのように世界に発信すれば良いのか。無償で使えるツールは沢山ある、地域として儲かっているのに何故地域商社なのか。
4)古田G:地域の何をブランド化するのか、その括り方をどうするのかで、発信力に大きく差が出るのできちんと整理する事が重要。

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クロージングトーク
この町をどうしたいのかを真剣に考える!付加価値をつけるというけれど、本質の価値を見返すことが必要では!など様々な意見がありました。地域商社協議会は、参加していただいた人達どうしがつながりそしてチャレンジしていくことで、新たなものが生まれていく活動となるよう運営していきたいと考えおります。次回は沖縄開催を予定しておりますので是非ご参加いただければとの締めくくりで、大盛況中、終了しました。

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協議会後

懇親会では、名刺交換、情報交換をして頂き、ネットワークを広げる場となりました。
また、名産品のPRを兼ねて、地域の商品をご提供いただきました。
提供:株式会社ヤマオ(北海道河西群)(PR商品:北の山わさび)

開催概要

日時
2017年8月31日(13:00~18:00)
場所
とかちプラザ
参加者
地域関係者127名
(内自治体関係者43名)
在京企業24名の総計151名
現地視察

協議会の翌日、帯広市の主催でJA帯広かわにしの長いも選果施設の集荷から洗浄、選果、出荷まで流れを見学し、プライムストリーム北海道では海外への輸出をもっと手軽に 航空・海上輸送 定期便サービスのお話しを頂きました。昼食は、芽室町の肉牛農家のオークリーフ牧場オーナーの焼肉レストランでとかち牛を堪能しました。最後の柳月では店舗・工場見学をし、お菓子を通じて家族の団らんをつくるという企業理念についてのお話しも頂きました。参加者の皆様からは、地方の状況が肌で感じることができ、非常に良い体験ができたと大好評でした。

地域の農家とレストランを連携させた商品開発事例としてのレストランバスに乗車頂き、JAびえいの地域商社的な先進的取り組み「美瑛選果(http://bieisenka.jp)」を視察頂きました。3名の視察参加者の方々は、それぞれの地域での活動と照らし合わせながら、多くのインスピレーションを得たと言って帰って行かれました。

絶景レストランバスin美瑛の模様
https://www.youtube.com/watch?v=7yKmyrui5VU