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2019年度

「地方創生賞(名品部門)」

名品部門tsu tsu mi
宮城県伊具郡丸森町

概要

私たちは宮城県伊具郡丸森町で休眠資源を活用したミツロウラップを製造販売しています。ミツロウラップとは綿100%の布に、ミツロウ、植物油、天然樹脂を染み込ませたもので、洗って繰り返し使うことができ、プラスチックラップに代わる食品ラップとして注目されています。ミツロウは蜂の巣の材料となるもので、お菓子の材料や口紅の原料としても使われています。口に入っても安心で、またその抗菌性と保湿性から食品の鮮度を保つのに優れています。サイズはSMLと展開しており、Sサイズ\752~Lサイズ\2,320(税抜)となっています。現在は無農薬野菜や自然食品を扱う小売店、温泉旅館、ECサイトで販売しています。使用しているミツロウは宮城県伊具郡丸森町の石塚養蜂園から仕入れています。これまで石塚養蜂園では、養蜂の副産物として出るミツロウをろうそく等に加工して販売していましたが、年間生産量の2~3割程度しか使われておらず、年々在庫が増える状態でした。そのミツロウを新たなアイディアで商品化することで、この半年間で既に年間の生産量を上回るミツロウの消費に繋がっています。私たちがミツロウラップを販売する理由には、休眠資源の活用に加えて、健康的で持続可能な社会を目指したいという思いがあります。私はこれまで17年間に渡り、リラクゼーションのセラピストとして15,000人以上の方の施術を担当してきました。その中で、人間の健康には自然と共生し、そのサイクルに合わせた基本的な生活習慣が欠かせないということを痛感してきました。そのためには自然環境に配慮した暮らしをすることも重要と考え、ミツロウラップの開発に取り組みました。本商品は、第6回新東北みやげコンテストにて入賞を頂いております。

PRポイント

このミツロウラップは食品保存用としてだけではなく、お皿の上に敷いて懐紙のように使ったり、折りたたんで形作ることでお皿として使うこともできます。シーン別に和柄・北欧柄・レストラン向けの3つのラインを取り揃えています。和柄のミツロウラップなら焼き物の小鉢のような風合いを出すことが出来、食卓にひとつ添えるだけで見栄えがします。おもてなしや自分のための大切な時間にぴったりです。北欧柄のミツロウラップは、アウトドアシーンでサンドイッチや食材を包んで携帯するのにおすすめです。現地ではお皿として使い、食べ終わった後はハンカチサイズに折りたたんで持ち帰ることができるので省スペースにもなります。なによりお弁当を広げた時の華やかさが、キャンプやピクニックの時間を盛り上げます。またこの商品は仙台国際ホテルをはじめ、宮城県内のレストランでも器として使われています。自由に形造ることができ、さらに形状を記憶するというミツロウラップの特性が、シェフ独自の感性を表現するツールとなっています。「かわいい」「使ってみたい」というワクワクした気持ちで手に取って頂き、これを通じて自然とエコな取り組みに参加できたり、興味を持って頂けたらと思っています。