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2022年度

「地方創生賞(コト部門)」

コト部門夕張メロンNFT
北海道夕張市

概要

「夕張メロンNFT」プロジェクトは、JA夕張市公認の夕張メロン「デジタルアンバサダー」になれる会員証NFTを発行するプログラムで、夕張メロンのファンの輪を世界中に広げることを目的としたプロジェクトです。夕張メロンは、北海道夕張市内でのみ生産が許されている希少な農産物ブランドであり、夕張市が世界に誇る唯一無二の高級フルーツとして、日本の初夏に豊かなひと時を提供してきましたが、現在は作り手の高齢化等により、生産農家戸数・生産量が減少傾向にあります。そこで、夕張メロンの作り手を支えるファンの輪を広げることで、財政破綻からの復興を目指す夕張市のデジタル関係人口を創出する一助になればと思い、JA夕張市とMeTown株式会社が連携して、NFTを活用した「デジタル関係人口」を創出する新しいプログラムを立ち上げました。具体的には、夕張市のデジタル関係人口になるための「関わりしろ」として、夕張メロンのデジタルアンバサダーになれる「会員証NFT」を販売します。そのNFTには「夕張メロン引換券(夕張メロン1玉を受け取る権利)」と「JA夕張市公認の夕張メロンのデジタルアンバサダーになれる権利(デジタルアンバサダー同士が交流できるオンラインコミュニティへ参加できる権利、オンラインコミュニティ限定で案内される特典や体験へアクセスできる権利を含む)」が含まれており、参加者はメロンを美味しく食べながら、夕張メロンを通じた地域活性化にも参画できる仕組みとなっております。この取り組みをきっかけに、地域産品を通じて世界中の誰しもが気軽に第二のふるさと(2nd HomeTown)に参加できる仕組みを作っていきたいと考えております。

PRポイント

・JA夕張市の職員が中心となって立ち上げたプロジェクトであり、夕張メロンの若手農家(JA青年部)が主体的に参加していること。・「夕張メロン」という、地域の皆が誇る認知度が高く安心できる地域ブランドを、外部からの地域参加の「関わりしろ」として組み込んだ、デジタル関係人口募集プロジェクトであること。・NFTという新しい仕組みを活用することで、従来のクラウドファウンディングやふるさと納税には不足していた「デジタルアイデンティティ(ユーザーが参加者である証明書としてデジタルデータを保有)」の部分が補足され、参加者側がより主体的に深くコミュニティに参加できる仕掛けが備わっていること。・NFTという社会的に認知度が高くない領域へのチャレンジではあるものの、参加者に対して「JA夕張市からメロンがもらえること」という安心感を提供していることで、参加に対する敷居を下げていること。・NFTの特徴である「デジタルアート(ジェネラティブアート)」を採用することで、画像・デジタルデータとしても所有やシェアをしたくなる要素が備わっていること。・NFTを活用した新しいお中元(ソーシャルギフト)の方法(NFTを大切な人に贈る新しいギフトのあり方)を提案することで、思わず人に教えたくなる仕掛けが備わっていること。・中長期的に、夕張市の人口(約7000人)よりも多くのデジタル関係人口を創出することを目標としていること。・デジタル関係人口が、夕張市に実際に訪問したくなる収穫祭などのイベントが用意されていること。


参考サイト