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2022年度

「地方創生大賞(コト部門)」

コト部門うきは酒宿いそのさわ
福岡県うきは市浮羽町

概要

全国792市の中で唯一上水道が無いまち、福岡県うきは市。全世帯が井戸か山水で生活用水をまかなえる、豊かな”水のまち”です。そのうきは市に1軒だけの酒蔵「いそのさわ」明治26年(1893年)創業で、130年間この地で日本酒を醸しつづけています。日本酒といえば、近年では日本酒離れによる国内消費の減少が顕著で、国内出荷量は昭和48年(1973年)の170万㎘をピークに、令和2年(2020年)には42万㎘まで減少、いそのさわもコロナ禍の行動規制等で経営状況は厳しいものになってきていました。令和3年に経営体制変更を経て、旧来のスタイルに縛られず、新たな視点でうきはと日本酒の魅力を多くの人に楽しんでもらおうと、今も酒を醸す蔵と同敷地内にある創業一族の古民家を日本酒文化を楽しむ1棟貸しの宿”酒宿”としてリニューアル。「酒宿」のプロデュースと運営は全国各地でアウトドアサービスを手がける株式会社VILLAGE INC、酒宿に続き市内の複数の古民家と廃校となった小学校を活用したキャンプサービスを計画中。エリア全体での複合的なサービスで地域の魅力の磨き上げを進めて、うきはの水を沸かせようとしています。

PRポイント

▼サービス新規性、地域との親和性チェックイン~アウトまでを酒米になりきって過ごし、身体の芯から日本酒好きといえる”酔人”になれる宿泊体験を提供中。現役酒蔵の敷地内かつ蔵人の酒造りを眺めながら宿泊できるおそらく国内唯一の宿。また酒宿1階では、昼「うきは食堂」→夜「蔵バル恵比寿」として、うきはを愛する地元の元気な主婦や若き料理人が、地域の様々な食材を用いて腕を振るいます。こうした土地と人の魅力を活かした新しいサービスで、この地を訪れる人と地域の繋がりを新たに醸していく集いの場となっています。▼酒米なりきり体験とは?酒宿では以下のお作法でゲストに過ごして頂きます。1、精米=酒宿の玄関をくぐるチェックイン。すでに選ばれし磨かれたお米と見なされている。2、洗米=醸造タンクを使用したシャワールームで体を清める。ちなみに宿で使用している水は全て酒の仕込水。3、蒸米、酒母造り=酒樽サウナ&貯蔵タンク水風呂&酒粕スムージーで酒米として”ととのう”圧巻の体験を味わう。4、醸造=酒米として整ったらようやく”いそのさわ酒造”の日本酒を夜がふけるまで堪能。5、貯蔵=思う存分呑んだ後、倒れるようにお好きな場所で就寝。6、出荷=身も心も日本酒になりきってチェックアウト。このように滞在中は酒米になりきって過ごして頂くことで、自然と日本酒の製造工程も学べる体験型お宿となっています。米、水、麹のみで醸造されるオーガニックなお酒=日本酒という世界に誇れる文化を、国内外の方々に発信し楽しむ場として、うきはの方々と”酒宿”体験を提供しています。


参考サイト