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2020年度

「地方創生賞(モノ部門)」

モノ部門美濃焼ストロー「MYSTRO」
岐阜県土岐市

概要

世界的課題となっている海洋プラスチック汚染問題に対して、食器と同じように洗って繰り返し使えるパーソナルユースの陶磁器製ストロー、MYSTRO(マイストロ)を企画開発いたしました。(販売を開始したのは、2019年11月末頃です。)また、持続可能な社会に向けて、環境や未来を守る新しいライフスタイルの一部として「MYSTRO」をマイストローとして多くの人に持ち歩いてほしいという想いから、「トキグルメ2020」という活動を始めました。活動に賛同頂いた店舗(多くは飲食店)へ「MYSTRO」を持参すると様々なサービスが受けられるという活動です。ご購入されたお客様は「MYSTRO」を持参するとサービスが受けられ、店舗側は新規顧客の獲得や定着、「MYSTRO」の販売による利益などのメリットなどがあり、多くの人が店舗間を回遊することにより地方経済の活性化にも繋がればと考えます。1月14日現在で参加店舗も40店舗を超えました。岐阜県土岐市内の店舗を中心にhttps://toki-gourmet.com/のホームページを立ち上げ、2020年3月末までの期限で活動していますが、他市町村からの参加のご希望の増加や、コロナウィルスに苦しむ各店舗へのサポートになればと考え、新しく「MYSTRO Go!」という名称で活動を継続することを計画中です。参加店舗様ではMYSTROを販売して頂き、「ストローを持参される新規のお客さんが増えた」や「MYSTROの売上で、コロナウィルスの影響で落ち込んだ売上をカバーできた」などのお声を頂いております。また、ご購入されたお客様からは、「色々な店舗で何回でもサービスが利用できるのですごいお得です」や「MYSTROでアイスコーヒーを飲むと美味しく感じます」などの反響を頂いております。今後は「MYSTRO Go!」の活動が少しずつでも全国へ広がり、ご当地デザインのMYSTROの販売も考えながら、地域と地域を繋げる活動になればと願っています。

PRポイント

【デザイン】現在販売しているアイテムは30種類以上あり、幅広い年齢層の方にご購入して頂いております。絵付けの技法も、手描きによる絵付の商品から、銅版絵付、上絵付による商品などがあり、好みに合わせてお選び頂けます。また、ストローと同じデザインのタンブラーセットや、持ち運び用のステンレスケース、木製ケースもあります。贈り物やお土産としてご購入頂くことも多く、また、ロゴマークを入れたりオリジナルデザインで製作したりすることもできるため、ノベルティグッズとしても人気です。【機能・品質】「MYSTRO」はストローとしての実用度を上げるため、薄さと強度にこだわり開発しました。陶磁器に付きものの割れや欠けの不安を少しでも取り除くべく、素材自体の強度は一般的な磁器と比べて約1.5倍~2.5倍の素材を使用しています。また、熱伝導が大変良いため、ストローを口にした時に飲料の温度がダイレクトに伝わり、「アイスコーヒーが美味しく感じる。」などの評価を頂いております。【開発過程】今までにない商品を何とか開発できないものかと考え、市内の陶磁器試験場や各メーカーに相談し、各社の技術を組み合わせれば作れるかもしれないと試作品作りを繰り返しました。成型、絵付、施釉、焼成の全ての工程において課題ばかりでしたが、約半年のトライ&エラーの末、商品化し販売するまでに至りました。実用度やデザイン面にもこだわり、美濃焼の技術を凝縮した商品が出来たのではないかと自負しております。また、地域社会の課題として土岐市内の食器メーカー(窯元)や陶磁器業界に関わる会社の廃業が相次ぎ、今後も加速していくことが予想されます。注目度が高いプラスチック製ストローの代替品を美濃焼で製作し販売することによって、岐阜県土岐市の伝統産業である「美濃焼」の認知度やブランドイメージの向上に繋げ、美濃焼全体の販売増加につながればと考えます。美濃焼ストロー「MYSTRO」の絵付技法は、手描きや銅版転写による下絵付、上絵付やイングレーズによる絵付などに対応していることから、絵付技法の継承にも一助となりうると考えます。


参考サイト