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地方創生担当大臣賞

モノ

食彩GARDEN
三浦やさい栽培キット
神奈川県三浦市

ー Summary ー
ふるさと名品の概要

『食彩GARDEN三浦やさい栽培キット』は、冷凍マグロを加工する際、普段は廃棄されてしまう「マグロの加工残渣(残りカス)」を有効活用した『マグロ有機肥料』入りの野菜栽培キットです。また、土に還るプランターや天然素材の培養土を使用するなど、環境問題にも配慮しています。『食彩GARDEN三浦やさい栽培キット』は、弊社(合同会社オン・ザ・ハンモック)が運営事務局を務めている三浦半島の"食と職"をPRする団体「三浦半島食彩NETWORK」から誕生しました。 当団体メンバーである(株式会社三崎恵水産・川島農園)が考案した「マグロの残渣肥料」が、三浦市内においても全く認知されていない現状を知り、弊社の専門であるデザインの力で、地域資源や産業をもっと魅力的にみせることで、全国にPRできるのでは?と考えたのがキッカケです。三浦の新しいお土産として、また結婚式の引き出物などにも選んでいただけるように、パッケージデザインも工夫し、野菜の栽培キットではあるが、あえて「まぐろ」のイラストを強調した『三浦らしい商品』を目指しました。また、三浦半島食彩ネットワークは、様々な業種からなる団体のため、異業種のつながりや特徴を生かしたビジネスモデルを展開すること、そして「食と職のPR」をさらに周知することも目的の一つです。(「まぐろ問屋、農家、種苗屋、フードコーディネーター、デザイン屋」がタッグを組んだ商品)野菜栽培キットは「手軽に育てられる、何を育てるか」ということが焦点となりやすいが、「美味しく育てる(オリジナル肥料を使う)」ことや、地域の特徴や魅力のPRにつながる商品は少ないことと、食に関する意識が高まっている中、食物ができてから食べるまでのプロセスを知って欲しいという想いも込め、手軽に育てられる野菜を選定するなどの配慮もしています。本格的な販売から1年ですが、ふるさと納税の返礼品に指定されるなど、少しずつ販売ルートを広げています。また、2018年、神奈川県が認定する「神奈川なでしこブランド」にも選ばれました。

ー Strengths ー
PRポイント

神奈川県三浦市は、農漁業が盛んに行われており、市内にある三崎港は、全国有数のまぐろ水揚げ港として知られています。『食彩GARDEN三浦やさい栽培キット』は、水産業と農業が盛んな 三浦市の代表産業と名産「マグロ ×野菜」をPRした商品です。三浦市は食の宝庫でもあるため、魚や野菜など食べ物のお土産は充実していますが、栽培キットのような雑貨はありません。自社が地域活動を行なっていることもあり、この土地をアピールできる何かを考案したいという思いが、常にありました。 そこで、新しく何かを作り出すのではなく、既にある資源を「新しく魅せる」ことで、その地域の魅力は、より広いターゲットに伝えることが可能だと考え、パッケージデザインにも工夫を凝らし、お土産や贈り物として、思わず手に取りたくなるようなデザインを考案しました。また、環境に配慮した商品であることもPRポイントの一つで、地域資源を有効活用していること、お菓子のようなパッケージであることなどを着目していただき、商品開発の際は、TVニュース番組や新聞など、様々なメディアに取り上げていただきました。 <環境を配慮した点>・普段は廃棄されるマグロの加工残渣を有効活用(三浦市内の水産加工会社が肥料用にマグロ残渣を粉末にし、それに農家が微生物や米ぬかなどを加えてペレット化)・プランターは土に還るエコポットを使用・天然素材からなる「水で膨らむ培養土」を使用(水さえあれば手軽に野菜栽培が楽しめます。)栽培キットに含まれる野菜の種類は全4〜5種となります(2019年1月現在)(*「バジル、パクチー、イタリアンパセリ、ルッコラ等」季節により販売シリーズは変更する場合があります。)商品内容は「マグロ有機肥料、土に還るエコポット、野菜の種、水で膨らむ培養土、育て方ガイド(三浦野菜のレシピ付き)」の5点です。三浦市内の5業種が関わった商品であることから、地域の「食と職」をPRできればと考えています。(「まぐろ問屋、農家、種苗屋、フードコーディネーター、デザイン屋」)

  • 地方創生大賞(ヒト部門)

  • 地方創生大賞(コト部門)

  • 政策奨励大賞