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隠れ名品撲滅部門

隠れ名品撲滅委員会


隠れ名品撲滅部門

地元では自慢の逸品・名品と認知されていながら、全国的にはまだまだ知られていない「隠れ名品」が数多く存在します。そんな隠れ名品の中から本当に多くの人に知ってもらいたい「モノ」をセレクトして表彰します。


部門賞
苺のかけジャム埼玉県越谷市

概要

■販売者:地場野菜イタリアン カポナータ
■商品名:苺のかけジャム
■商品価格(税別):500円(小瓶)~
※プレーン、バルサミコ、ミルクの中びん(190g)3種類のセット「苺三姉妹」3,000円
■活動開始時期:2016年
「もったいない」から生まれた新感覚のかけて使う専用ジャム「苺のかけジャム」。6月に余る市内観光農園の苺(地域資源)を「どうするか!」をテーマに農家・レストラン・越谷市の連帯から生まれた新名品。

PRポイント

越谷市はベッドタウンはイチゴ農園が12カ所あり、市は2015年にイチゴ狩りのできる温室8棟を備えた「越谷いちごタウン」をオープンさせ「観光名所に」と力を入れました。そんな中、市内の農家30軒と契約しイタリアンレストランを営むオーナーシェフ鈴木さんが、農家から「観光用のイチゴは取りきれず余ってしまう。完熟で出荷もできない。加工できないか」と相談を受け「かけジャム」を発案。熊谷産の蜂蜜と合わせ、ゼラチンなど添加物を使わずに冷凍や煮沸など工夫を重ね、2006年1月に商品を完成させました。

採れたてのイチゴのフレッシュな食感を極力生かそうと砂糖やハチミツの配合を1年ほど試行錯誤し、「世界でも初めて」(鈴木さん)というドレッシングタイプのジャムが完成しました。子どもでも安心して食べられるよう香料や添加物を一切使わない「完全無添加」が特長だそうです。くどくない、すっきりとした自然なイチゴの甘さにハチミツの風味。ヨーグルトやパンに塗らずにかけて食べるという、新しいスタイル!

越谷市もブランド化につながるとして支援し、プレーンのほか、ミルク、バルサミコなどを開発しました。鈴木さんは「100%越谷産のイチゴ。新しい食感を楽しんでもらえたらうれしいです。セットのバルサミコの味は、イタリアンのシェフとしてのこだわりをもってつくりました」と話しています。

部門設定企業担当者の声

部門賞の選考会では、ヨーグルトにかけて食べたのですが、審査員全員が「おいしい!」と声を出しました。ボトルやラベルもすごくかわいいデザインで、自宅使いはもちろんですが、大切な方へのギフトにもピッタリの商品だと思いました。

この「苺のかけジャム」を多くの人に使ってもらい、逆流して「越谷いちごタウン」の人気にもつながればいいなぁと思います。

部門賞
オオサカ学習帳
~世界の難波へ、大阪弁をお土産に~大阪府大阪市中央区難波

概要

■販売者:㈲リンクコーポレーション
■取組概要:大阪弁の解説付き「オオサカ学習帳」を企画・販売し、外国人観光客などに大阪弁をお土産にしてもらい「世界の難波へ」を合言葉に、ミナミの活性化のために取り組む。
■商品名:オオサカ学習帳
■商品価格:300円(税別)
■発売開始時期:2016年
■販売場所:大阪市内の小売店

PRポイント

「なんでやねん」「まいど」など、外国人旅行者向けに代表的な大阪弁の意味や使い方、イントネーションをまとめたノートを「ジャポニカ学習帳」を参考にショウワノートの許可を得て企画販売しています。覚えて使ってもらえれば観光客と受け入れる側との距離が縮まり、より大阪の街・文化を楽しめるという思いから考案しました。趣旨に賛同した飲食店などが購入し外国人観光客へ無料で配布している店舗もあるということです。

製作は大阪市中央区のイベント会社「リンクコーポレーション」社長の牧香代子さんが、知人で大阪市内のデザイナーに相談し、学習帳には、ひらがなの書き順、主な大阪弁11種類の意味や用法、イントネーションが学べ、表紙はヒョウ柄で、漫才師のイラスト入りという、まさに大阪のコテコテ感満載の1冊に仕上がりました。具体的な用例もイラスト化、「あめちゃんたべる?」と尋ねる女性に、別の女性が「おおきに」と笑顔で答えています。「おおきに」については、感謝の度合いでイントネーションも変化するとして、説明に2ページを割くこだわりようです。製作者は「海外の方が一言『おおきに』と言えば、大阪人なら、絶対反応がいいはず。これを旅の思い出に、また日本に足を運んでほしい」と話しています。

リンクコーポレーションではこのほか、企業のインバウンド向け対策研修から商店街の活性イベントの企画、街の案内マップの作成などを手掛けており、「世界の難波へ」を合言葉に、ミナミの活性化のために取り組んでいます。

部門設定企業担当者の声

今までのインバウンド向け商品にない発想で思わず笑ってしまいました!外国人観光客が大阪の街で、たこ焼き屋やお好み屋のおばちゃんと交わした「おおきに」は忘れられない体験になること間違いなしでしょう。地元とのコミュニケーションは「ファン化」のマストアイテムです。まさにそれを商品化した「なにわのアイデア」だと思います!

募集概要

応募期間
公募なし
応募方法
公募なし
隠れ名品撲滅委員会の日々の撲滅活動を通しで発掘していきます。
受賞時の特典
メディアへの情報提供とその先のメディア露出の可能性の増大
受賞決定タイミング
2017年1月下旬に決定