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dancyuおいしい街部門

株式会社プレジデント社


dancyuおいしい街部門

食こそエンタテインメント。食雑誌「dancyu」の創刊当初からの編集コンセプトです。
私たちは、食を通じて人々を楽しませてくれる取り組みを表彰します。忙しい日々をしばし忘れさせ、「ああ、来てよかった」と思わせてくれる料理、酒、店そして人。地域の伝統や資源を活用したご当地グルメでもよし。店同士が協力してお客さまを満足させようとする飲食街の活動でもよし。あるいは、街全体で食いしん坊たちを楽しませようと知恵を絞る食イベントでもよし。その土地を訪れた人たちに、食の愉しさ、悦び、幸福を与えてくれる、そんな取り組みを表彰します。
選考の基準はシンプルです! あなたの街の食は一級のエンタテインメントですか?


部門賞
美しい村の豊かな食静岡県松崎町

概要

過疎化によって放置され荒れ果てた棚田や山中の古道を復活し、観光資源化した。棚田には作業小屋・水車小屋を設置、棚田オーナー制度を導入、交流イベントを実施。棚田の米から焼酎やうどん、まんじゅうなどの2次産品を開発した。古道は40kmにわたりマウンテンバイクコースとして活用している。その他に、シーカヤックレースやトレイルランレースを誘致。自然を活かしたアクティビティーで観光客を増やしている。地元食材を使った新メニュー開発にも取り組む。もともと海の幸と山の幸に恵まれた松崎町。美しい景観を活かしたスポーツ活動でお腹をすかし、新鮮な山海の幸で体を満たす「おいしい街」を目指す。

PRポイント

棚田は地元住人が、古道はこの地に移住した若者が、復活させたいという思いからコツコツと活動をはじめ、それが地域住民を、行政を巻き込む形で進んでいった。そして都市住民の応援を得て、観光資源として価値を持つようになった。地域と都市がともに新しい価値を発見し、磨き上げるというサイクルが生まれつつある。

部門設定企業担当者の声

その地域がもともと持っていた「資源」。しかし、それが過疎化によって荒廃し、魅力を失ってしまった。これは多くの地域に当てはまることであろう。それを地域一丸となって「復活」させたという点に、他の地域にも応用可能な汎用性を感じる。
松崎町石部地区の棚田は約18ha。小さな小さな「資源」だが、見事に復活した棚田に設置されたLED電灯によるイルミネーションは、都会のイルミネーションとは全く異質な幻想的な光景を作り上げる。その光は、地方の村が持つ潜在力を物語っているようだ。
古道の再生もしかり。かつて炭焼きのために使われた古道を復活させることによって生まれた新しい利用価値。まだまだ地方には財宝が眠っていると感じる。

募集概要

応募期間
2016年12月11日(日)迄
応募方法
「dancyu」の取材ネットワークを通じて候補を選定する以外に、外部からの推薦(自薦・他薦を問わず)も下記メールアドレスで受け付けます。
oishii@president.co.jp
受賞時の特典
産地ツアーや試食イベントなど、受賞者の街の食を愉しみ、理解を深め、ファンを作るイベントを開催いたします。
受賞決定タイミング
2017年1月上旬に決定