H.I.S.が運営する観光アプリ「H.I.S.クーポン」と、「アクティビティジャパン」体験アクティビティ(体験・アウトドア他)の中から下記ポイントを基準に部門賞を設定
催行事業者:侍(SAMURAI)雪上ドリフト
基本料金:13,000円(税込)
※2名様以上参加の場合 開催期間:12月~3月上旬
4輪駆動車で雪上でのドリフトを楽しみ、かまくらの中で美味しいカニ鍋を楽しめる体験
【地域性 地元の資源をうまく生かせているかどうか】
冬の北海道の特徴である雪の多さを生かし、普段は体験できない雪上でのドリフト運転を楽しみます。
ドリフト走行のあとは雪でつくった本格的なかまくらの中でカニ鍋を楽しむことができます。
カニ鍋で使用しているカニは北海道産のタラバガニで、地元の資源である雪や食材を利用した魅力あるプランとなっています。
【独創性 他にはない工夫がされているか】
雪上ドリフトが行われている北海道江別市は札幌から電車で20分ほどの場所にあります。
スキー場やスケート場があるわけではなく、またワカサギ釣りなどのアクティビティもなく、冬に観光客を呼び込むことに苦戦をしていました。
そのような状況の中、大規模な施設や、特別な設備がなくても魅力的なアクティビティを提供し、地元に観光客を呼び込みたいという思いから、雪上ドリフトというアクティビティが生まれました。
札幌から近いにも関わらず、全国的な認知度があまり高くない江別へなんとか観光客を呼び込めないかと考え、生まれたのがこの雪上ドリフトです。
大きな設備などがなくても雪やカニ、かまくらといった地元の資源をうまく活用しており、地元の魅力がアピールできる場ともなっています。
また雪上でのスポーツだけでなく、鍋体験などと組み合わせることにより、お子様連れのファミリーでも楽しめるプランとなっており、地元への滞留時間の増加へとつながる可能性も期待できます。
海外からの参加者も増えてきており、今までと違う人の流れを生み出すことに貢献していると考えます。
催行事業者:ベティスミス ジーンズ作り体験工場
基本料金:7,560円(税込)
開催期間:通年
ジーンズの本場岡山で、自分だけのオリジナルジーンズが作れる体験
【誰もが楽しめる、思わず人に教えたくなる、フォトジェニック性、先進性】
岡山県倉敷市は江戸時代から続く紡績の町です。国産ジーンズ発祥の地でもあり、近年では倉敷市のジーンズづくりは日本のみならず、海外にも認知度が高まっています。そんなジーンズの本場でジーンズ作りが体験できるプランです。
【独創性 他にはない工夫がされているか】 倉敷市児島はジーンズ作りが盛んな街ですが、実際に自分でジーンズづくりが体験できる場所はほとんどありません。
専用の機械を使用し、実際に自分でボタンやリベットを生地に取り付けていくので、ジーンズが完成した時の喜びもひとしおです。
ジーンズづくりに使用する生地はオーダーメイドでも利用する良質なものを使用します。
ただ単にジーンズを作るだけでなく、仕上げの間は日本最古のジーンズ工場の見学などを楽しんだり、ジーンズの歴史について学ぶこともでき、「見て、学んで、体験して、買う」ことができるという点が魅力です。
こちらの体験を提供している会社は、60年以上にわたり岡山でジーンズづくりに従事しており、オーダーメイドジーンズに定評があります。
しかしオーダーメイドジーンズは本来、専門の職人の技術やお金と時間もかかるため、もっと手軽に身近にオーダーメイドジーンズに親しんでもらうにはどうしたら良いのかを考え、このプランをはじめるに至ったとのことです。
こちらのプランでは、難しい技術がなくても誰でも簡単にオーダーメイドのジーンズづくりを味わえることが魅力です。
この体験プランをはじめる前にも、小学生に地元の産業を理解してもらう「学びの場所」としてジーンズミュージアムをつくるなど、地元の産業を幅広い層に理解してもらえるような場所づくりもおこなっております。
今でこそ岡山県はジーンズの街としては一定の方に認知されつつありますが、数年前までは全国的な認知度はそれほど高くありませんでした。
現在はサザエさんのオープニングで岡山がとりあげられ、サザエさんがジーンズづくり体験を行っているシーンが放映されるなど、地元の産業への認知度が高まり、今まで訪れなかった幅広い層が岡山を訪れるきっかけにつながっていると考えます。
催行事業者:杉の舎
基本料金:1,080円(税込)
開催期間:通年
樹齢が数千年といわれているの屋久杉を利用しオリジナルの箸を作ります。
【地域性 地元の資源をうまく生かせているかどうか】
屋久島は樹齢2000年~3000年ともいわれる屋久杉の生息地として世界的に有名です。
トレッキングやハイキングなどアウトドアで自然を楽しむことを目的とした人がたくさん訪れます。
その反面、屋久杉を使用した伝統工芸があることはあまり知られていません。この体験では屋久島の伝統工芸について理解を深めるとともに、より深く自然について考えるきっかけを感じていただける貴重な体験ができます。
【独創性 他にはない工夫がされているか】 屋久杉の工芸品を作っている会社は他にもありますが、実際に自分で工芸づくりを体験できるところはほとんどありません。
現在屋久杉は伐採が禁じられていますが、江戸時代に伐採された切り株が残っており、この切り株を有効に再利用し、工芸品をつくります。
この体験では「木取り」「削り」「磨き」などの屋久杉を使った箸づくりの工程を、参加者が実際に体験することができます。
屋久島はトレッキングやハイキングなどの目的で訪れる人が多くいますが、雨の日や雪の日も多く、また体力に自信がない方もおり、予定していたようなアウトドアでの楽しみが十分にできない場合もあります。
そのような方にも屋久島を楽しんでほしい。
どうしたら職人としてそれができるかを考えた結果生まれたのが、地元の資源である屋久杉の切り株を利用した工芸づくりだったといいます。また屋久杉は価格が高いため、どうしたら幅広く、気軽に屋久杉の工芸づくりが提供できるかを考えた結果、この箸づくり体験にたどりついたとのことです。
屋久杉は曲がっていることが特徴であるため、箸づくり体験をはじめた当初は、他の地域の杉業者から箸として利用などできないなどと言われたこともありました。
しかし曲がっているなりに、自然な形を楽しんでもらえれば良いという発想の転換が、まさに世界でひとつだけの、独特な形状の箸づくり体験へとつながっています。