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観光客視点の名品開発部門

大日本印刷株式会社


観光客視点の名品開発部門

訪問者参加型の地域ブランディング、外国人視点でのインバウンド施策など、地域の本当の魅力を掘り起こすには“内の目”と“外の目”二つの目が必要です。観光客視点で生み出されたアイディアや、マーケティングに根差したコンテンツ開発、地域の名品がユーザーと地元の共創で生み出されていくプロセスを、「観光客視点の名品開発部門」として表彰いたします。


部門賞
仙台七夕吹き流し再生紙「仙臺七夕祈織~2017」宮城県仙台市

概要

東日本大震災以降、仙台市立の小中学校185校の児童生徒達8万8千人が1人1羽の折鶴を織り、それを繋げた「鶴の吹き流し」が仙台七夕の象徴として飾られています。仙台鳴海屋紙商事株式会社は、この飾りを回収し、糸・ストロー・針金等の部材を外して再生紙として甦らせています。
この再生紙「仙臺七夕祈織~2017」は、日本にしか、東北にしか、仙台にしかない、子供達が祈り、織り、創った飾りが抄き込まれている紙です。

PRポイント

・「思いをつなぐ~星に願いを 未来への発信~」をテーマに、全市立小学校120校・中学校63校・仙台青陵中等教育学校・鶴谷特別支援学校、計185校8万8千人の児童生徒が折った折鶴で吹き流しを作成し、七夕祭りで設置しています。
・従来は焼却されていたこの折鶴を、再生紙として甦らせることにより、子供達の願いを無駄にしないこと、先人達が仙台七夕の七つ飾りに秘めた思いを継承すること、そして飾りを創った子供達の想いを形にし、返してあげることが実現できます。
・この再生紙は、毎年限られた数量しか生産することができません。また、毎年色彩も変わり、一枚一枚柄も違い、綺麗な紙でもありません。しかし、たいへん思いのこもった、希少性のある紙です。
・仙台鳴海屋紙商事株式会社は、この用紙を児童生徒達の節目である卒業式の証書として使用することを検討しており、また、収益金の一部を仙台市教育委員会に寄付し、教育活動の一環に役立てていただくことを検討しています。

部門設定企業担当者の声

鳴海屋紙商事株式会社が描く、ビジョン・ストーリーが明確であり、子供達の復興への想いを、再生紙にして甦らせるというコトづくりの過程が共感と感動を呼ぶすばらしい事例である。
震災を風化させないためにも、東北の地にてこのような地道な取組みが継続して行われることを、期待している。
今年はぜひ仙台七夕祭りに行き、この吹き流しを見てみたいと感じた。

部門賞
プリントマシュマロ ひろさきひとまち百景青森県弘前市

概要

日本全国の美しい町並みをイラストに描き起こし、これをもとにした様々なグッズ販売やイベントを通して、地域の魅力を発信している「マーチング委員会」。弘前市で活動する「津軽ひろさきマーチング委員会」が作る、弘前のとっておきの景色が美しくプリントされたマシュマロです。
2017年夏から、¥480にて、弘前公園や道の駅などで販売開始。
他のお土産とは一味違う、どこか懐かしさの漂うタッチの町並みイラストで、弘前の魅力をアピールする逸品です。

PRポイント

津軽ひろさきマーチング委員会」は、弘前市の印刷会社が運営しています。
マシュマロに、色彩鮮やかにイラストを再現することにこだわって作りました。
春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、季節ごとに姿を変える地元の美しさを、この商品に載せて届けたい、という作り手の想いが詰まっています。
弘前城の桜、りんご、ねぷた、観光客に大人気の定番スポットだけでなく、旧弘前市立図書館など、地元の人の愛する場所もチョイス。
どこかほっこりとあたたかさのある「マーチング委員会のまちなみイラスト」がポイントです。

部門設定企業担当者の声

地元を愛する心を、あたたかい町並みイラストに載せて、発信しているマーチング委員会。
「街+ing=マーチング」自分の地域の魅力を発信して、地域を活性化したい、という熱い想いからなる活動を応援します。
観光客にも、地元の人にも、その魅力が伝わりやすい、手描きのまちなみイラスト。
このイラストの力で、観光客だけではなく、地域の人にも、地域に対する愛を持ってもらいたい、育てていきたい、という価値ある活動です。

募集概要

応募期間
2017年11月~2018年1月
応募方法
HPによるエントリー
受賞時の特典
受賞した名品を弊社メディア『YORIP』で紹介。さらに該当エリアへYORIP編集部が取材に伺い、地域の魅力を掘り起し、コンテンツを開発。YORIPで情報発信いたします。
受賞決定タイミング
2018年2月上旬